存命世界最高齢者ランキング
2024年2月5日に116歳の誕生日を迎えた世界最高齢者ランキング2位のイーディス “エディ” セッカレッリ(Edith “Edie” Ceccarelli)さん。彼女は当日、米ノースカロライナ州ウィリッツで行われた毎年恒例の誕生記念パレードにクラシックカーで登場しました。スーパーセンテナリアン(110歳まで到達した人を指す言葉)のセッカレッリさんよりも高齢なのが、同じく米国出身のマリア ブラニャス モレラ(Maria Branyas Morera)さんです。存命世界最高齢のモレラさんは、スペイン・カタルーニャ州で暮らしています。
存命最高齢者ランキングは、2023年1月にフランス人のリュシル・ランドン(Lucile Randon)さんが118歳で、同年12月に日本人の巽(たつみ)ふささんが116歳で天寿を全うされてから、順位が入れ替わりました。女性が多数派の世界長寿ランキングでトップ10に入った唯一の男性は、今年で115歳となるベネズエラ人のフアン ビセンテ ペレズ モラ(Juan Vincente Perez Mora)さんです。
存命の世界最高齢者が最も多い国は日本と米国で、それぞれ2人と3人が高順位を取っています。最高齢者のデータは、老年学の国際研究団体「ジェロントロジー リサーチ グループ(Gerontology Research Group)」により検証済みです。
そもそもスーパーセンテナリアンの方々が長生きする秘訣は、どこにあるのでしょうか。1899年に生まれ、2017年に117歳でこの世を去ったエマ・モラーノ(Emma Morano)さんは、1938年に夫と別れたことと、毎日生卵2個と生のひき肉を食べ続けたことを長生きの秘訣に挙げていました。モラーノさんは、現時点で3世紀をまたいで生きた最後の人間とされます。