2022年～2030年 世界のメタバース市場規模

2022年のメタバースの世界市場規模は、655億米ドルであったと推定されています。2023年には市場規模が820億米ドルに拡大することが見込まれ、2030年には9,366億米ドルに達すると予想されています。物理的世界とデジタルな世界が融合するメタバースは、次世代のインターネットとも呼ばれています。 

メタバースの発展には連携が不可欠

フェイスブック（Facebook）がメタ・プラットフォームズ（Meta Platforms）へと社名変更（リブランディング）したことをきっかけに、没入型テクノロジーに再び注目が集まりました。メタバースの概念自体は以前から存在しており、すでに多くの企業が独自に開発を行っていましたが、マーク・ザッカーバーグ（Mark Zuckerberg）氏がメタバースに注力する計画を発表したことでその名が広く知れ渡りました。しかし、メタバースの成功が現実のものとなるには、企業やクリエイター、為政者の連携が不可欠であるとみられています。 

メタバースとエクステンデッド・リアリティー（XR） 

メタのほかにも、アップル（Apple）、エヌビディア（Nvidia）、クアルコム（Qualcomm）といったテック大手も、メタバースへと投資する意欲を示しています。より広義のエクステンデッド・リアリティー（XR）（拡張現実（AR）や仮想現実（VR）を含む）と同様に、メタバースも複雑なデジタル環境です。そのため、すべての業界の企業にさまざまな利益獲得と参画の機会を提供してくれます。より多くの企業がXR市場に参入し、新しいXRデバイスやサービスを提供することは、メタバースと一連のXRアプリケーションにとってプラスになると考えられています。