インフォグラフィック

世界のベストレストラン 2023年版

2023-09-24 | 発行元 Statista Japan
このインフォグラフィックは、William Reedによって「世界のベストレストラン50」に選ばれた店を世界地図上に示したものです。

英国の出版グループWilliam Reed Business Media(ウィリアム リード ビジネス メディア)は、2023年6月に最新版「The World’s 50 Best Restaurants(世界のベストレストラン50)」を公表しました。同ランキングは、料理界のアカデミー賞とも呼ばれ、美食界で最も注目されているイベントのひとつです。 

今年の「世界のベストレストラン50」では、ペルーの首都リマにあるCentral(セントラル)が世界最高のレストランの座を獲得。2位にはバルセロナのDisfrutar(ディスフルタール)が、3位にはマドリッドのDiverXo(ディヴェルソ)がランクインしています。これら3軒のレストランは、2022年のランキングでもトップ5入りを果たしており、昨年の首位だったコペンハーゲンのGeranium(ゲラニウム)が規定に基づきランク外となったため、順位が入れ替わる形となりました。ほかにトップ10入りを果たしたのは、スペインのレストランが1軒と、ラテンアメリカのレストランが2軒で、デンマークからは新たにコペンハーゲンのAlchemist(アルケミスト)がトップ10に入賞しています。 

長年にわたり美食の街と謳われてきたペルーのリマからは、2軒のレストランがトップ10に入っています。首位の座に輝いたVirgilio Martínez(ヴィルヒリオ・マルティネス)とPia León(ピア・レオン)夫妻が経営するCentralでは、アンデスがもたらす山の幸から太平洋で採れる海の幸まで、ペルーの豊かな自然を満喫できる15品のコース料理が楽しめます。また、系列には研究所兼レストラン「MIL(ミル)」が存在します。6位にランクインしたMaido(マイド)は、1990年代にリマを美食界へと押し上げた日本とペルーの料理文化を融合させたスタイルが特徴のレストランです。 

2022年は1軒もトップ10入りできなかった米国ですが、2023年は、ニューヨーク・マンハッタンのコリアンタウンで、モダンにアレンジされた韓国料理を提供するAtomix(アトミックス)が8位にランクインしました。席数がわずか14席というAtomixは、2022年の33位から一気に順位を上げており、まさに驚くべき快挙といえるでしょう。 

「世界のベストレストラン50」は、英国の雑誌Restaurant Magazine(レストラン・マガジン)がミシュランの星に変わるレストラン評価システムとして、20年前にスタートしたのがきっかけです。近年では、審査員が知り合いのレストラン経営者を贔屓しているというエリート主義に対する批判や、ランクインするのが主に欧州や世界の大都市にあるレストランである点を問題視する声があがっています。2022年のトップ50にランクインしたアフリカのレストランは1店のみでした。しかし、同レストランは2023年に75位まで順位を落としたため、アフリカとインドからは1店もランクインできなかったとbon appétitは指摘しています


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