インフォグラフィック
世界各国の自殺率
米国など世界のさまざまな国では、毎年5月が「メンタルヘルス啓発月間」です。全米精神疾患患者家族会(NAMI)は、啓発月間を「スティグマ(差別・偏見)を撲滅し、支援の輪を広げ、大衆を啓発し、精神疾患の当事者および家族のウェルビーイングを優先する政策を支援する」取り組みとしています。
自殺は、精神疾患を語るうえで重要なテーマの一つであり、全人類が直面する課題です。OECD(経済協力機構)のデータ(報告があった国のみ対象)によると、2020年時点での日本人男性の自殺死亡率は、人口10万人当たり平均21.2人でした。対して女性は平均9.8人となっています。女性の自殺率が日本を上回ったのは、韓国のみです。
自殺率は国ごとに大きな差があるものの、インフォグラフィック上の16か国すべての国に共通しているのは、男性のほうが女性よりも自殺のリスクが高いということです。男性の自殺率が最も高かったのは韓国とリトアニアで、2022年時点ではそれぞれ人口10万人当たり34.9人と33.1人に達しました。
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