【Statista活用方法】特定の国で○○の需要を調べる方法
100万以上の統計データが掲載されているスタティスタでいかに効率良くリサーチを行えば良いか、本日はリサーチテーマを「アメリカでの代替肉( meat substitutes )需要を調べる 」とし、リサーチ手順の一例をご紹介したいと思います。ぜひリサーチのご参考にしていただければと思います。
1-1 マーケットそのものを知る
一つのトピックスについてまとまったStatistics Report(Dossierから名称が変更しました)というドキュメントやリンク集のページをご用意しております。そちらで、マーケットの概観を把握します。
Statistics Report (ひとつのテーマに関する関連指標・数値を取り扱った統計をまとめたファイル )
Topics (ひとつのテーマに関する簡単な説明、関連の統計や統計資料集・レポート等へのリンク)
その中で、例えばアメリカの場合: Meat substitutes market in the U.S.
世界の代替肉マーケットの大きさや地域ごとのマーケットの大きさ、代替肉の種類ごとの消費の比較などを紹介し、そのあと、アメリカに関する統計データがまとまっており、市場規模や消費ブランド、競合の状態など一つのレポートとなってご覧いただけます。
2-1 ターゲットの定義化
Global IndicatorsでEconomy & Society Reportでアメリカについての基本情報を確認
The United States’ Economy & Society
‐ 基本的な経済指標や、ロシア・ウクライナ戦争の影響、インフレーション、Covid-19 によるマーケットの変化などアメリカの状況をビジネスの視点に焦点を当て、包括的に解説しています。
2-2 市場の最新情報を取得
このレポートのChapter 6ではRetailマーケットのご紹介や、最新の情報を取得いただけ、どういうターゲットに対してチャネルが有効なのか、などといった場合にもご活用いただけます。
マーケットがどのくらい将来的なポテンシャルがあるのかに関しては、市場予測ツールConsumer Market Insightsで確認することができ、ここではEU、アメリカ、中国、日本を対象として出してみました。
アメリカのマーケット規模をこちらで確認し、平均購入単価が年々上がっている一方で、Priceが落ち着いている傾向にあるのが分かります。
そのほか、ポテンシャル消費者がどんな経済状態なのかはページ下部にあるKey Market IndicatorsからCPIや年齢別の人口分布、所得などご確認いただき、 投下したい商品のマーケットで、対象となるような消費者のボリュームやポテンシャルなどを数字からご覧いただけます。
3-1 戦略を作るための情報収集
消費者の意識調査は Consumer Insights (有料オプションサービス)からご覧いただけます。
特に、新プロダクトとなると、消費者の需要性や既に競合がいる中でどのように差別化するかが重要なポイントになります。
そのために、各ポイントでクロス集計してご覧くださいませ。
Consumer InsightsではMeatSubstituteの項目がございます。
例えば、年齢別ブランド別肉代替品人気 やそのほか、収入別やどんなメディアと接触しているかなどで、今後のプロモーション施策などにご活用くださいませ。
以上となります。
ぜひリサーチのご参考にしていただければ幸いです。