【Statista活用方法】Consumer Insightsで消費者動向を得る方法
Statistaには56の国と地域で実施している消費者調査のデータをご覧いただけるConsumer Insightsというツールがございます。
50以上の業界・トピックをカバーし、200万人以上の消費者の行動、嗜好、トレンドに関する貴重な洞察をご提供しています。今回、ターゲットグループを日本の Z世代の女性に絞り込み、消費動向や効果的なリーチ方法を検証します。ぜひリサーチのご参考にしていただければと思います。
・Methodology(調査手法)
Consumer Insightsの調査対象は、56の国と地域の18歳から64歳までのインターネットユーザーであり、データ精度を保つため、年齢、性別と可能な限りの厳格なクオータサンプリングを適用しています。 フォーカスカントリーでは、年に4回更新され、他の国は、年に1回以上更新しています。また詳細な調査手法や対象国につきましてはこちらのMethodologyをご覧ください。
1. Consumer Insightsにアクセスする
まず、Consumer Insightsにアクセスし、「Start your research」からリサーチをスタートします。
次に、国と調査実施期間を設定します。また「Show survey details」で調査の詳細・質問票を確認することができます。
リサーチ画面は、左側に質問項目があり、こちらから質問を選択いただけ、また上の検索バーからキーワードで検索していただくことも可能です。
![Consumer Insightsで消費者動向を得る方法の画像11](https://cdn.jp.statista.com/Blog/Sales/Tutorials/consumer_insight/1-1_1_.png)
検索バーから、買いたい商品の具体的な情報を検索する方法は?という質問を選びます。
![Consumer Insightsで消費者動向を得る方法の画像12](https://cdn.jp.statista.com/Blog/Sales/Tutorials/consumer_insight/1-2_1_.png)
調査結果は、データを昇順・降順に並び替えや、画面右のアイコンで、表示形式を変更することが可能です。お好みに合わせてカスタマイズしてご覧ください。
![Consumer Insightsで消費者動向を得る方法の画像13](https://cdn.jp.statista.com/Blog/Sales/Tutorials/consumer_insight/1-3_1_.png)
また、ジェネレーションや収入などで調査結果をクロス集計し、ターゲットグループに合わせて調査結果を絞り込むことが可能です。
![Consumer Insightsで消費者動向を得る方法の画像4](https://cdn.jp.statista.com/Blog/Sales/Tutorials/consumer_insight/1-4_1_.png)
2. ターゲットグループの作成
収入や地域、世代や消費動向などを組み合わせ、独自のターゲットグループを作成することができます。画面左下「Target groups」から「Create target group」を選択し、好みのターゲットグループを設定することで、消費者の動向をより深く知ることができます。今回はZ世代の女性のターゲットグループを作成し、買いたい商品の具体的な情報を検索する方法、使用しているソーシャルメディアやオンライン広告に対しての意識等を全世代の回答結果と比較し、どんなアプローチがよりターゲットグループに有効かを検証します。
![Consumer Insightsで消費者動向を得る方法の画像14](https://cdn.jp.statista.com/Blog/Sales/Tutorials/consumer_insight/2-1_1_.png)
![Consumer Insightsで消費者動向を得る方法の画像15](https://cdn.jp.statista.com/Blog/Sales/Tutorials/consumer_insight/2-2_1_.png)
![Consumer Insightsで消費者動向を得る方法の画像16](https://cdn.jp.statista.com/_processed_/b/a/csm_2-3_1__cf5645d42f.png)
まとめ
日本のZ世代の女性は他の世代と比較して、ソーシャルメディアや動画を通じて商品の情報を得る傾向があります。またYouTubeやインスタグラム、X(旧Twitter)がその中でも人気があり、リワード広告や、インフルエンサーマーケティングも有効のようです。
このようにConsumer Insightsを活用することで、ターゲットの動向を検証し、有益なアプローチ方法を設計することが可能です。
3. 他国や経年での比較
「Compare」を選択すると他の国や調査期間の比較ができます。
![Consumer Insightsで消費者動向を得る方法の画像8](https://cdn.jp.statista.com/Blog/Sales/Tutorials/consumer_insight/3_1_.png)
ここからは、比較機能をご紹介します。
今回は、アメリカ・日本・インドの3ヶ国の食習慣の比較と、コロナ前後のアメリカでのオンラインショッピングへの意識を比較します。
3-1. 国比較する
各国の調査結果と比較し、国ごとの消費者の特徴を掴むことができ、適切なアプローチ方法を模索することもできます。
以下は、アメリカと日本とインドの頻繁に買う食料を比較した結果です。3カ国ともに主食と野菜・果物は類似性が見られますが、インドでは肉の消費が著しく低い傾向があります。
![Consumer Insightsで消費者動向を得る方法の画像17](https://cdn.jp.statista.com/Blog/Sales/Tutorials/consumer_insight/3-1_1_.png)
3-2. 経年での比較
定期的に調査をしている質問は、経年でも調査結果を比較しているため、消費者の動向がどのように変わっているか、を知ることができます。例えば、以下のようにアメリカでは、口コミへの信頼が年々失われるなど、オンラインショッピングの意識がコロナ前後で変わっています。
![Consumer Insightsで消費者動向を得る方法の画像10](https://cdn.jp.statista.com/Blog/Sales/Tutorials/consumer_insight/3-2_1_.jpg)
以上となります。
Statista のYouTubeでは、Consumer Insightsの使い方を紹介しているチュートリアル動画もございますので、ぜひご覧ください。