ETFGI
公開日December 2023
調査期間2006 to November 2023
2024-07-09 | 発行元 Statista Japan
ESG(環境・社会・ガバナンス)関連の課題への取り組みに積極的な銘柄に投資するETF(上場投資信託)の資産総額は、2006年の50億米ドルから2023年11月には4,800億米ドルとなり、急激に増加しました。ETFを含むサステナブル投資をリードしているのは、主に欧米を中心とする先進国の株式市場です。
ESG基準とは、投資家が投資先を検討する際に、企業の業績を評価するための判断基準のことです。環境面では、企業の環境保護への取り組みが価値判断の対象となり、社会的側面では、地域社会への貢献や利害関係者(ステークホルダー)との関係性が評価されます。さらに、ガバナンスにおいては、企業の内部統制やステークホルダーの権利、役員報酬が審査の対象となります。こうしたESG基準は、投資の意思決定において重要な要素となっています。356名の投資家を対象としたある調査では、ESGが企業のコア戦略の一部となることを投資家の大半が期待していたことがわかっています。
近年ESGの重要性が高まるにつれて、多くの企業がより高い評価を得ようと取り組んでいますが、時価総額上位25社のESGスコアには依然としてばらつきが見られます。フランス、日本、シンガポール、ドイツでは、上級管理職に就く従業員の約半数がESGへのコミットメントを表明しており、こうした動きは世界的に広がっています。また、投資家の間でもESGを重要視する動きが高まっており、約3分の1が、ESG関連の目標に対する取り組みが不十分であると感じた場合、その企業の株を売却するとしています。
このページは、statista.comのコンテンツを翻訳し、作成したものです。和訳版と原文(英語)に差異が発生した場合には、原文が優先します。更新頻度が異なるため、本ページで紹介したデータよりも新しいデータがstatista.com上に表示される場合があります。データの二次利用権に関しては、FAQの該当項目をご覧ください。
Statistaにご関心をいただき有難うございます。ライブデモのご要望、製品の内容、アカウントの種類や契約に関する詳細など、どうぞお気軽にお問い合わせください。日本語と英語での対応が可能です。