2008年〜2022年 ブラックロックの運用資産残高

米・ニューヨークに本社を置く資産運用会社ブラックロック（BlackRock）の運用資産総額は、2022年第2四半期時点で約8兆5千億米ドルに達しました。1年前の2021年6月時点では、運用資産残高が9兆5千億米ドルあったとみられています。しかし、ブラックロックの運用資産は、2016年から2021年にかけてほぼ倍増しており、世界最大の資産運用会社となっています。 

ブラックロックが取り扱う資産クラス 

ブラックロックは株式、債券、マルチアセット、オルタナティブ資産など幅広い資産クラスのアセットを運用しており、運用資産残高にはキャッシュマネジメントサービスやアドバイザリー業務も含まれます。2021年時点では、ブラックロックの運用資産で最も大きな割合を占めているのは株式で、同年の運用資産残高の5割以上が株式によるものでした。 

ブラックロックの主な投資信託 

ブラックロックはさまざまな資産クラスにわたる複数の投資信託を運用しており、オープンエンド型・クローズドエンド型投資信託や、上場投資信託（ETF）が挙げられます。2022年3月時点では、ETF iシェアーズ S&P 500が同社において運用額が最大の投資信託となっています。同ETFは、米国の株式市場を代表するS&P 500に採用された銘柄を投資対象とするものです。