United Nations Environment Programme
公開日March 2021
調査期間2020年
2023-04-21 | 発行元 Statista Japan
毎年、世界中で何十億トンもの食料が廃棄されています。食品廃棄問題は、一見先進国の問題と思われがちですが、推定によると、発展途上国でも発生していることが分かっています。年間家庭系食品廃棄物量が世界で最も多いのは中国とインドですが、国民1人当たりの平均食品廃棄量は70キログラム未満です。一方、オーストラリアでは、1人当たり年間102キログラムの食品ゴミが発生しています。
食品廃棄問題の解決方法
新鮮な果物や野菜は、食品廃棄物の中でも最も多い食材です。世界中で廃棄される食品の大半は、家庭から排出されていますが、食品廃棄問題の原因となっているのは、家庭だけではありません。この問題を解決するには、農場やスーパーマーケット、レストランなど、サプライチェーンに含まれるすべての分野に目を向ける必要があります。サプライチェーンにおける食品ロスの原因には、過剰生産、食材の腐敗・劣化、冷蔵保存施設の欠如(コールドチェーンインフラの整備不足)、市場の変動などが挙げられます。食品ロスを減らすためには、広報活動や教育プログラム、状況を改善するための法的規制の整備など、サプライチェーンの特定の分野に焦点を当てたさまざまなアプローチが必要です。
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