Kantar Worldpanel
公開日June 2023
調査期間2022
補注Penetration rate refers to the percentage of households that have bought a product from a certain brand at least once.
2024-07-01 | 発行元 Statista Japan
2022年時点では、都市部で暮らすベトナムの消費者に最も選ばれている日用消費財(FMCG)ブランドは、同国を代表する牛乳・乳製品企業のビナミルク(Vinamilk)で、浸透率は89.8パーセントにのぼりました。2位は味の素(74.3パーセント)、3位はエースコックの現地法人が展開する即席麺ブランドのハオハオ(Hao Hao)でした(73.6パーセント)。
ホーチミン市に本社を置くビナミルクは、ベトナム最大の乳製品企業です。かつて国有企業だった同社は、現在ベトナムの乳製品市場で50パーセント近いシェアを占めています。同国の乳製品市場は急激に成長しており、小売売上高が増加しています。そのため、マーケットリーダーであるビナミルクの収益も上昇傾向にあります。ビナミルクは、主力製品である牛乳やヨーグルトのほかにも、直近ではチーズやクリーム、アイスクリームの販売を開始しています。
ベトナム経済の急速な発展とともに、FMCG市場は近年飛躍的な成長を遂げています。ベトナムにおける消費財の小売売上高は、以前は2桁の増加率で成長を続けていましたが、2020年に新型コロナウイルスの感染拡大が始まると6.8パーセントに下落しました。コロナ禍のベトナムでは、主に乾物やパーソナルケア製品といったFMCG製品が買いだめの対象となったことから、パーソナルケア製品と包装食品は、2020年に最大の売上成長率を記録したFMCGカテゴリーとなっています。
このページは、statista.comのコンテンツを翻訳し、作成したものです。和訳版と原文(英語)に差異が発生した場合には、原文が優先します。更新頻度が異なるため、本ページで紹介したデータよりも新しいデータがstatista.com上に表示される場合があります。データの二次利用権に関しては、FAQの該当項目をご覧ください。
Statistaにご関心をいただき有難うございます。ライブデモのご要望、製品の内容、アカウントの種類や契約に関する詳細など、どうぞお気軽にお問い合わせください。日本語と英語での対応が可能です。