2024-07-25 | 発行元 Statista Japan
2022年時点では、中国が世界1位の衣料品輸出大国となっており、約32.7パーセントのシェアを占めました。次いでEU(欧州連合)、バングラデシュ、ベトナムが上位にランクインしています。同年、中国とEUは、世界最大の繊維製品輸出国・地域でもありました。
欧州は、世界で最も収益性の高いアパレル・衣料品市場のひとつです。しかし、2020年のEU域内の衣料品専門店の総売上高は1,390億ユーロにとどまり、2019年から減少傾向が続いています。また、EU域内の衣料品・靴専門店の数も、2011年から2020年にかけて減少ています。欧州はもちろん、全世界でEC(電子商取引、eコマース)の需要が急増したことが原因として考えられます。EUには2020年時点で、衣料品専門店が約26万2千店、靴・革製品専門店が約5万4千店ありました。
欧州には、世界的に有名な衣料品小売業者やファッションブランドが存在します。スペインのインディテックス(Inditex)は、欧州最大のアパレル小売業者であり、2021年の売上高は約175億ユーロにのぼりました。インディテックス傘下の有名ブランドには、ザラ(Zara)、ベルシュカ(Bershka)、ストラディバリウス(Stradivarius)、マッシモ・ドゥッティ(Massimo Dutti)、プルアンドベア(Pull & Bear)などがあります。第2位は、スウェーデンのエイチ アンド エム(H&M、Hennes and Mauritz)で、収益は約132億ユーロに達しています。第3位は、ドイツのファッション小売サイト、ザランド(Zalando)で、2021年の年間売上高は約104億ユーロでした。2023年に実施された比較調査によると、ザラのブランド価値がH&Mを上回っていたことがわかっています。
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