2016年度～2022年度 日米中3カ国間の越境EC市場規模

2022年度の日本の越境BtoC-EC（米国・中国）の総市場規模は、約3,950億円となりました。米国と中国は、日本からの越境BtoC-EC購入額が最大の貿易相手国でした。一方、同年度の国内のBtoC-EC市場規模は、約22兆円7千億円に達しました。 

ネットショップか実店舗か 

日本はインターネット普及率が高く、ネットでさまざまな商品を購入できますが、消費者はネットショッピングについて慎重な姿勢を崩していません。ECサイトで最も購入される商品は、書籍や生活家電などです。他方、食品や日用消費財は、ネットではなく実店舗やマルチチャネル販売で購入する人が主流です。 

人気のショッピングサイト 

越境EC市場をけん引しているのは、アリババ（Alibaba）やアマゾン（Amazon）など、中国や米国の大手ECサイトです。しかし楽天やヤフージャパン（Yahoo Japan）も、日本一のECマーケットプレイスとしての地位を獲得すべく、アマゾンジャパンと競争を繰り広げています。楽天、ヤフー、アマゾンは、BtoC（企業対消費者間取引）小売のほかにも、自社のオークションサイトやフリマサイトなど、CtoC（個人間取引）ビジネスに特化したサービスの提供もはじめています。