Screen Rant
公開日August 2022
調査期間2022
2024-07-01 | 発行元 Statista Japan
2022年8月時点で世界最速の高速鉄道は、時速603キロメートルという世界最高速度記録を保持する日本の「リニアモーターカーL0系」です。僅差で2位にランクインしたのは、中国鉄道大手の中国中車(CRRC)が開発した「CRRC 600系」で、設計最高速度は時速600キロメートルに達するとうたわれています。2つの車両は、いずれも走行試験車です。最高速度記録で世界第3位となった日本の「MLX01-1系」は、山梨県にある「リニア・鉄道館」に保存されており、来館者は車内を見学することができます。
新幹線は、日本国有鉄道(国鉄)が東海道本線の線路容量ひっ迫対策として1964年に開業した「東海道新幹線」を端緒とする高速鉄道網です。世界初の高速鉄道となった「新幹線0系電車」は、世界で初めて時速200キロメートルを超える営業速度を達成した高速列車です。現在、総延長約3千キロメートルを誇る日本の新幹線網は、国土の大半をカバーしています。新幹線の利用者数は、2015年から2019年まで安定的に推移していました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大により、2019年には3億7千万人だった利用者数が、2020年には1億5,600万人にまで減少しています。
中国における高速鉄道の歴史は、世界の主要国と比較すると比較的浅く、北京・天津間に中国初の高速鉄道路線が開通したのは2008年です。高速鉄道業界に参入してまだ日が浅い中国ですが、同国は過去20年間で飛躍的な成長を遂げ、現在では高速鉄道開発を牽引する存在になっています。中国の高速鉄道網の総延長は、2021年時点で4万474キロメートルと世界最長となっており、同国における高速鉄道の利用者数は2019年、約23億人に達しています。
このページは、statista.comのコンテンツを翻訳し、作成したものです。和訳版と原文(英語)に差異が発生した場合には、原文が優先します。更新頻度が異なるため、本ページで紹介したデータよりも新しいデータがstatista.com上に表示される場合があります。データの二次利用権に関しては、FAQの該当項目をご覧ください。
Statistaにご関心をいただき有難うございます。ライブデモのご要望、製品の内容、アカウントの種類や契約に関する詳細など、どうぞお気軽にお問い合わせください。日本語と英語での対応が可能です。