International Energy Agency
資料名Global sales and sales market share of electric cars, 2010-2021
公開日April 2024
調査期間2015 to 2023
補注The figures are Statista's calculations based on estimates for electric vehicle sales by market provided by the source.
2024-07-19 | 発行元 Statista Japan
2023年のPEV(プラグイン電気自動車)の世界販売台数は、約1,370万台であったと推定されています。中国市場は、新型コロナウイルスの蔓延によって自動車の生産が停止し、需要が停滞した2020年の低迷期を乗り越え、活気を取り戻しました。また、欧州の5大市場でも、2022年にEV(電気自動車)の販売台数が急増しています。
世界の自動車生産台数は、新型コロナの影響によって大幅に減少し、世界全体で数百万人の雇用が危機に瀕しました。その後、各国で操業停止措置が解除され、新車需要は回復したものの、車載半導体不足が供給に影響を及ぼしました。しかし、2022年はEV市場にとって記録的な年となり、世界のEV販売台数は300万台以上増え、市場シェアも顕著な伸びを示しました。
パンデミック期間中、多くの政府は”グリーンな”経済刺激策を打ち出しましたが、その多くが自動車産業を促進して雇用を保護するための施策で、クリーンエネルギーへの移行に重点が置かれました。中国では、2020年で終了予定だったNEV(新エネルギー自動車)補助金政策が2022年末までに延長されました。ドイツでは、2021年12月末までの期間限定でEVとPHEV(プラグインハイブリッド車)の新車購入時の補助金が増額されました。この先、こうした補助金制度を拡大し、充電スタンドや最新型電池の研究開発への投資といった長期目標につなげることによって、EVの普及率がさらに促進されるとみられています。
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