Statista; Research and Markets
資料名2021 Lithium Ion Battery Market - Size, Share, COVID Impact Analysis and Forecast to 2027
公開日June 2021
調査期間2020
補注* Forecast. For the Statista estimate an exponential development of the values between 2020 and 2026 was assumed to estimate the annual values. The values for 2020 and 2026 were provided by the source.
2024-07-10 | 発行元 Statista Japan
リチウムイオン電池の世界市場規模は、2020年時点で約405億米ドルに達したと推定されています。今後、市場は年平均成長率(CAGR)14.6パーセントで成長し、2026年に約920億米ドルに到達する見込みです。
リチウムイオン電池は、スマートフォンからEV(電気自動車)まで、さまざまな製品に使われています。2020年時点では、世界最大のリチウムイオン電池工場の大半が中国に存在し、世界の電池生産能力に占める割合も中国が最大でした。世界最大のリチウムイオン電池メーカーは、2023年時点で世界シェアの37パーセント近くを占めた中国のCATL(寧徳時代新能源科技)です。
元々は家電製品向けに開発されたリチウムイオン電池ですが、車載用バッテリーとしてニーズが高まってきています。環境にやさしい代替燃料への移行が世界規模で進むなか、リチウムイオン電池の需要と供給は、今後も伸び続けると予想されています。また、リチウムイオン電池パックの平均価格は、生産技術が改善されたことで、2013年以降下落が続いています。とはいえ、天然資源であるリチウムには限りがあり、資源確保には採掘作業や長距離輸送の費用がかかります。そのため、将来的にはリサイクルが重要視されていくとみられ、リチウムイオン電池のリサイクル市場は、2020年から2027年までに7倍に拡大すると予測されています。
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