Gapminder; United Nations Department of Economic and Social Affairs
公開日August 2019
調査期間1800年から2020年
2024-07-04 | 発行元 Statista Japan
西暦1800年、日本の人口はわずか3千万人余りで、19世紀の前半を通して人口の増加はわずか200万人に留まりました。その後、徳川幕府が倒れ、明治維新によって天皇を中心とする中央集権国家へと移行するに伴い、日本は西洋を模範とした近代的な帝国主義国家に変貌します。
明治から終戦まで
明治時代には、産業化と医療の発達によって乳幼児の死亡率が大幅にし、海外植民地の獲得によって空前の好景気(大正バブル)となったことから、日本の人口は爆発的に増加しました。しかし、1937年、日本は中華民国との泥沼の戦争へと突入し、その後、中国大陸は第二次世界大戦および太平洋戦争の主戦場の一つとなりました。1944年以降、連合国軍による日本の都市部への空襲が激化し、多くの都市は焦土と化しましたが、東京は第二次世界大戦中に世界で最も多くの爆撃を受けた都市とされています。1945年にポツダム宣言を受諾して連合国軍の占領下に置かれるまでの日本の戦死者数は、軍人・軍属が250万人以上、民間人犠牲者が100万人以上にのぼるとみられています。
戦後から現代へ
日本の人口は、戦後の経済復興期に迅速に回復し、生産年齢人口の増加のもとで高度経済成長期を迎えました。経済発展による生活水準の向上に伴い、日本の人口は1945年の7,700万人から、20世紀末には1億2,700万人を超えるまでに成長。しかし、1980年代後半から日本の出生率は低下に転じました。そして、経済成長は鈍化し、やがて日本は世界で最も高齢化が進んだ国の一つとなったのです。2008年、日本の人口は1億2,800万人を超えてピークを迎えましたが、それ以降、政府の施策もむなしく出生率は人口置換水準(女性1人当たりの出生率が約2.1人)を下回っています。また、日本に移住してくる外国人の数にも大きな変化はみられません。日本の人口は今後も減少を続け、2020年には約1億2,600万人となると推定されています。
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