1955年〜2021年 日本の夫・妻の平均初婚年齢

日本の男女においては、前の世代に比べて晩婚化が進んでいます。2021年、女性の平均初婚年齢は29.5歳で、男性の平均初婚年齢は31歳でした。 

女性の社会的統合 

男女ともに晩婚化が進んでいることについては、「パラサイト・シングル」の増加が要因の一つであると考えられています。パラサイト・シングルとは、28歳から40歳までの若い未婚の成人の子が、お金を貯めるために親と同居することをいいます。もう一つの要因には、日本で女性の社会進出が進んできたことが挙げられます。日本では、高等教育を受け、自分のキャリアに専念する女性が増えつつあります。女性の収入が増えたことによって男性への経済的な依存度が減り、自身が望む生活を手に入れる手段として、結婚が不可欠ではなくなったのです。 

晩婚化

初婚者数も、過去10年間で減少しています。2021年の婚姻件数は約50万1千件で、4年連続で60万件を下回っています。晩婚化や婚姻件数の減少といった変化は、1970年代以降大幅に上昇した平均出産年齢にも影響を及ぼしているとみられます。