Impress Corporation
公開日June 2023
調査期間May 8 to 12, 2023
2024-06-07 | 発行元 Statista Japan
2023年5月に実施されたオンライン調査では、日本の有料動画ストリーミング配信サービス利用者の72パーセント以上がAmazon Prime Video(アマゾン プライム・ビデオ)を、そして約22パーセントがネットフリックス(Netflix)を利用していることが明らかになりました。
日本のストリーミング配信市場について
日本における動画や音楽のストリーミング配信サービスは、今後も拡大が見込まれる市場です。近年、有料の動画配信サービスの利用者は大幅に増えており、引き続きさらなる増加が見込まれています。この市場の拡大には時間を要しましたが、2015年にネットフリックスとアマゾン プライム・ビデオがサービスを開始すると、市場競争は次第に激しくなり、2019年にはディズニー(Disney)も配信サービスの提供を開始しました。グローバル展開する企業に加えて、U-NEXT、Lemino、WOWOWオンデマンドなど、国内向けのサービスも数多く存在します。利用料金でみたSVoD(定額制動画配信)市場の推計では、ネットフリックスが市場シェア第1位の配信サービスとなりました。
インターネットがメディア市場に与える影響の拡大
ストリーミング配信サービスの成長は、日本のメディア産業の現状を示しています。テレビ放送や新聞など多くの従来型のメディアが停滞・衰退している一方で、オンラインメディアのコンテンツ市場は成長を続けています。ストリーミング配信サービスは、一部の従来型メディアと比較すると規模はまだそれほど大きくはないものの、その成長が大いに期待できる魅力的な市場です。ネットフリックスは、現地のコンテンツ制作会社と協力して新規コンテンツを制作するために、膨大な投資を行うなどして競合他社との差別化を図っています。スマートフォンの普及やインターネット回線の高速化といった技術的な発展も市場の成長に密接に関わっています。
このページは、statista.comのコンテンツを翻訳し、作成したものです。和訳版と原文(英語)に差異が発生した場合には、原文が優先します。更新頻度が異なるため、本ページで紹介したデータよりも新しいデータがstatista.com上に表示される場合があります。データの二次利用権に関しては、FAQの該当項目をご覧ください。
Statistaにご関心をいただき有難うございます。ライブデモのご要望、製品の内容、アカウントの種類や契約に関する詳細など、どうぞお気軽にお問い合わせください。日本語と英語での対応が可能です。