Plastic Waste Management Institute
公開日July 2023
調査期間2012 to 2021
2024-03-21 | 発行元 Statista Japan
日本のプラスチックリサイクル率は、2021年時点で約87パーセントでした。この数値は、近年上昇傾向にあります。
日本では、ごみは回収前に各家庭で分別され、プラスチック、紙、ペットボトル、アルミ、ガラスは、リサイクル用に集められます。日本の一般廃棄物のリサイクル率は、過去10年間を通じて20パーセントと低水準で推移しています。一方で、一般廃棄物の焼却率はおよそ75パーセントとなっており、ごみを一度燃やして最小限の大きさにできることから、日本で最も一般的な廃棄物処理方法となっています。焼却後、廃棄物は最終処分場に埋め立てられますが、埋め立て処分される廃棄物の量は減少しているにもかかわらず、最終処分場が満杯になってきているため、日本は深刻な埋め立て地不足に直面しています。
プラスチックの包装が広く使われている日本は、世界有数のプラスチックごみ排出国でした。これまでは、廃棄されたプラスチックの大半が輸出され、輸出されなかったプラスチックごみは多くの場合、サーマルリサイクル(ごみを燃やすときに発生する熱エネルギーを回収して利用する日本で主流のリサイクル方法)の対象となっていました。焼却施設には、大量の温室効果ガスが排出されるのを防ぐフィルター技術が導入されていますが、プラスチックを燃やすと発生する有毒ガスは、大気汚染や地球温暖化を助長するとみられています。
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