犯罪・法執行

2022年 日本の年齢階級別にみた10万人当たりの自殺者数

出典

National Police Agency; Ministry of Health, Labour, and Welfare

公開日

March 2023

調査期間

2022

2022年 日本の世代別自殺率

2023-12-07 | 発行元 Statista Japan

2022年、日本で最も自殺率が高かった世代は50歳から59歳で、10万人当たりの自殺者数は23.4人に達しました。日本では、自殺のリスクが高いのは中高年の男性であるというイメージが定着していますが、メディアでは高齢者や児童の自殺が繰り返し報道されています。経済的な不安やいじめ、孤独感、未整備な精神医療体制など理由はさまざまですが、すべての年齢層において自殺率が高い点が指摘されています。

日本における直近の自殺者数の状況

日本の自殺者数は、日本が戦後最悪の不況に見舞われた2009年にピークに達しました。同年、自殺率は10万人当たり25.7人に増加し、合計で3万3千人近い人々が命を落としています。近年、日本の自殺率は減少傾向にありましたが、2020年になって10年ぶりに増加に転じたことから、新型コロナウイルスの感染拡大との関連性が指摘されています。男女別に比較すると、男性のほうが女性よりも自殺のリスクが高く、2022年の日本人男性の自殺率は10万人当たり24.3人となっています。それとは対照的に、女性の自殺率は11.1人となっています。

自殺率が高い原因

歴史的にみて、日本の高い自殺率は、国民一人ひとりの経済状況と密接に関係しています。日本人が自殺を決意する主な理由は健康問題ですが、経済・生活問題や勤務問題も合計で7,600人以上の死につながっています。

過去10年間、日本の会社員による自殺の主な原因は過労でした。職を維持することへのプレッシャーから、長時間の残業を強いられ、体調不良でも仕事が休めず、有給休暇が取得しづらいといった職場環境は、自殺を決意する会社員が増えている大きな要因であるとみられています。長時間にわたる疲労の蓄積などによって死に至る「過労死」は、日本では広く知られた現象となっています。こうした突然死は肉体的な疲労のみならず、ストレスの多い職場環境にも起因するとされます。また、職業的ストレスや過労が原因の自殺は、過労自殺と呼ばれます。


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