1994年～2023年 日本プロ野球選手の平均年俸

野球は、日本で最も人気のある団体競技のひとつで、ほかのスポーツと比べても圧倒的な人気を誇ります。国民的スポーツとして愛され、誰でも気軽に楽しめることから、野球関連団体は高収益を上げており、プロ野球選手の年俸は高額です。2023年度の日本プロ野球選手の平均年俸は、約4,470万円にのぼりました。

年俸額でみた最強球団

野球選手の年俸は、ヒット数やホームランなどの成績やポジションなど、複数の要素によって決まります。たとえば、内野手と外野手の平均年俸は、投手や捕手よりも高くなっています。もうひとつの決定要因は、チームへの貢献度です。2023年度は、読売ジャイアンツの選手が全球団のなかで平均して最も高い報酬を受け取っており、福岡ソフトバンクホークスの選手がそれに続きました。

現役引退後のキャリア

日本の野球選手は定期的に試合に出場しなければならず、年間100試合以上グラウンドに立つ強者も存在します。しかし、身体への負担が大きいため、野球選手が20年以上現役選手として活躍するケースは稀です。プロ野球選手の平均現役継続年数は8年前後となっています。現役を引退した選手の多くは、新人選手獲得に携わったり、コーチやアシスタントを務めたりするなど、野球に関連する別の活動を続けています。その多くは、日本野球機構（NPB）と関係のある職業です。