Plastic Waste Management Institute
公開日December 2023
調査期間2013 to 2022
補注Figures have been rounded.
2024-03-22 | 発行元 Statista Japan
2022年に日本で廃棄されたプラスチックごみの量は約823万トンにのぼり、900万トンを超えた2013年と比較すると減っています。過去10年間、プラスチック廃棄物の量は減少傾向にありますが、プラスチックごみによる汚染は依然として深刻な環境問題です。プラスチックは分解されるまでに最大で500年かかるとされ、マイクロプラスチックとなって食物連鎖に入り込むと、人間や動物の健康を脅かす存在となります。
日本では、ごみ総排出量の大半を家庭排出ごみが占めており、事業系ごみ排出量はそれよりも少なくなっています。プラスチック包装およびプラスチック容器は、食品・飲料容器などの包装に広く使用されることから、家庭ごみの約半分を占めています。日本における一般廃棄物の処理方法として最も一般的なのは焼却処理で、都市ごみの焼却率は約75パーセントとなっています。焼却処理施設にはフィルタリング技術が導入されているものの、焼却処理工程では大気汚染と地球温暖化の原因となる温室効果ガスが発生します。高い償却率とは対照的に、一般廃棄物のリサイクル率は約20パーセントと低いままです。
多くの日本企業はプラスチックごみの削減策として、包装材料を中心にプラスチック製品を紙製品に置き換える取り組みを行っています。紙は木材から作られ、プラスチックに比べてリサイクルしやすいため、持続可能な代替品として注目されています。そのため、持続可能な代替品として注目されています。さらに、紙は日本で再利用率が最も高い資源のひとつで、古紙リサイクル率は79パーセントを超えています。
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