2002年～2023年  グーグルの世界売上高

2023年度のグーグル（Google）の総売上高は、3,056億米ドルに達しました（グーグルの親会社アルファベット（Alphabet）の総売上高については、こちらの統計をご参照ください）。グーグルの売上の大半は広告収益によるもので、2023年度の広告収益は、2,378億米ドルにのぼりました。アルファベットは、2023年8月時点で時価総額が1兆6,500億米ドルとなり、発行済み株式の総額が世界第2位のIT企業となりました。

グーグルの主力製品

1998年に創業したグーグル社は、米国カリフォルニア州に本社を置く多国籍インターネットサービス企業です。当初はページランク（PageRank）アルゴリズムに基づくウェブ検索エンジンを主なコンセプトとしていましたが、現在ではデスクトップ、モバイル、オンライン向けに数多くの製品を提供しています。グーグル検索は、広告サービス、コミュニケーション・パブリッシングツール、開発・分析ツール、地図関連製品と並んで、ウェブベースの主力製品として健在です。

また、グーグルはモバイル オペレーティング システム（OS）であるアンドロイド（Android）、クロームOS（Chrome OS）、グーグルTVのほか、ウェブブラウザであるグーグルクローム（Google Chrome）や既存のグーグル製品をベースにしたモバイル ウェブ アプリケーションといったデスクトップおよびモバイルアプリケーションも開発しています。最近では、グーグル ・ピクセル（Google Pixel）と呼ばれるモバイル端末やスマートホーム家電、自動運転車に至るまで、厳選されたハードウェア製品の開発にも取り組んでいます。さらに、グーグルは企業規模が大きいことから、自然災害や人為的災害、緊急事態が発生した際の危機対応サービスや、災害発生時に名前で安否確認ができるグーグル パーソンファインダーも提供しています。

グーグルの収入源

このようにグーグルは製品を幅広く展開していますが、売上を見るとグーグルサイトやグーグルネットワークに掲載されるオンライン広告からの収益が依然としてその大半を占めています。

その他の収入源はライセンスビジネスや、直近ではデジタルコンテンツの配信プラットフォームであるグーグルプレイ（Google Play）ストアで提供されるモバイルアプリやデジタルコンテンツです。2020年9月時点で、「Candy Crush Saga」、「ポケモンGO」、「Coin Master」などのモバイルゲームは、売上高が世界最高額のアンドロイドアプリとなっています。