2020年～2023年 AR/VRヘッドセットの世界出荷台数

2022年、拡張現実（AR、Augmented Reality）/仮想現実（VR、Virtual Reality）デバイスの世界出荷台数は、911万台にのぼりました。しかし、世界全体での出荷台数は2023年までに745万台に減少する見込みです。

AR/VR市場 

AR、VR、そして複合現実（MR、Mixed Reality）は、エクステンデッド・リアリティー（XR、Extended Reality）の根幹を成す要素です。XR技術により、仮想世界を「現実」世界と組み合わせるか、完全な没入体験を生み出すことで、現実世界と仮想世界を融合させることができます。AR/VRヘッドセットのベンダーには、メタ（Meta）、ソニー、エイチ ティー シー（HTC）が挙げられます。一方で、マイクロソフト（Microsoft）、マジック・リープ（Magic Leap）、Vuzix、そしてアップル（Apple）は、ARヘッドセットとARグラスを提供しています。 

メタバース 

職場やオフィス、コンサート、スポーツイベント、そして服を試着する際にも、メタバースは、VRヘッドセットやARグラス、スマートフォンアプリなどのデバイスを使って無限に相互接続できるバーチャルコミュニティの空間を実現します。 メタバースの潜在的な市場規模は、3兆7,500億米ドルから12兆4,600億米ドルとみられており、メタバースに移行するデジタル経済の割合と市場拡大によって差が生まれるとされます。メタバースとは、物理的な世界とデジタルな世界が融合する、いわば次世代のインターネットと考えられています。