2021年～2026年 世界のデジタル広告費

2021年の世界のデジタル広告費は、5,225億米ドルであったと推定されています。また2026年には、広告費が8,360億米ドルに達すると予測されています。 

世界の広告費 

広告を発信するメディア（媒体）には、紙媒体、テレビ、ラジオ、映画、屋外広告、モバイル広告、デジタル広告などが存在し、広告主はターゲットに適した広告媒体の種類を選べます。世界の広告費は、2010年から上昇し続けており（2020年を除く）、2023年には約8,560億米ドル規模に達すると予想されています。しかし、技術が飛躍的な進歩を遂げ、消費者嗜好も変化したため、すべての媒体が広告費増加の恩恵を受けているとはいえません。2022年時点では、広告主にとって最も重要な媒体はインターネットで、同年の世界の総広告費の62パーセントを占めています。インターネット広告費の成長率は、2023年に8.4パーセントとなる見込みです。 

モバイル広告 

モバイル広告は、デジタル広告業界でも特に投資額の多い部門となっています。モバイル広告費は2020年の2,760億米ドルから、2024年には約4,950億米ドルに増加すると考えられています。米国におけるモバイル広告費もこの先数年増え続けるとみられ、2023年の米国のモバイル広告費は250億米ドル近く上昇するとの予測です。