2007年～2023年 メタ：年間売上高と純利益

メタ・プラットフォームズ（Meta Platforms）の年間売上高は、2023年に1,340億米ドルに達し、前年の1,190億米ドルから増加しました。メタの収益の大半は広告事業によるもので、2022年には1,319億米ドルにのぼりました。 

2022年、フェイスブック（Facebook）やInstagram（インスタグラム）を含むファミリー オブ アプリ（Family of Apps）部門の売上高は合計で1,140億米ドルに到達しました。AR/VR部門であるリアリティ・ラボ（Reality Labs）の売上は約21億米ドルに達しています。2022年、メタのマーケティング支出額は前年比でおよそ10億米ドル増加し、約150億米ドルとなっています。 

個人データに懸念、しかしオーディエンスは増加 

ここ数年、メタのユーザー数は増加を続けています。ファミリー オブ アプリ全体の世界総ユーザー数は、2022年第4四半期時点で37億4千万人を超えていました。メタは、同時期の欧州における月間アクティブユーザー数（MAU）が4億7百万人を記録したと報告しています。 

VRヘッドセットと連携して機能するメタのアプリ「メタ・クエスト（Meta Quest）」のダウンロード数は、2020年から2021年にかけて大きく上昇し、2022年末には合計で1,043万回を超えました。 

個人データ転送問題や、2018年に発覚したケンブリッジ・アナリティカ（Cambridge Analytica）事件といった過去の騒動にもかかわらず、ユーザー数は伸びています。しかし、メタが開発に力を入れているメタバースの構想をめぐっては、依然として懐疑的な見方も存在します。米国の成人を対象に行われた調査によると、回答者の9割近くが「メタがメタバースの開発に成功した場合、プライバシー面で不安を覚える」と答えています。