2017年～2027年 世界のSNSユーザー数

ソーシャルメディアの利用は、最も人気のあるオンライン活動の一つです。2021年には、世界中で42億6千万人を超える人々がSNSを使用しており、その数は2027年には約60億人にまで増加すると予測されています。

ソーシャルメディアの利用者

ソーシャルネットワーキング（SNS）は、全世界で最も人気のあるデジタル活動の一つに挙げられることから、すべての地域でSNSの普及率が絶えず増加しているのは言うまでもありません 。2020年1月の時点では、世界のソーシャルメディア利用率は49%でした。しかし、デジタルの分野で遅れを取っている発展途上国においてインフラの開発や安価なモバイル端末の普及が進むにつれて、この数字はこれから伸びていくと予想されます。事実、ソーシャルメディアの世界的な成長は、多くの場合モバイル端末の使用の増加に後押しされています。モバイルファースト市場（PC向けのサイトよりもスマートフォンやタブレット端末向けのサイトが重視される市場）である東アジア地域は、モバイルSNSの普及率で世界ランキング1位を獲得しています。北米および中南米や北欧などの確立されたデジタル大国が存在する地域がそれに続きました。

ソーシャルメディアの利用時間

ソーシャルメディアは、日々のインターネット利用において欠かせない存在です。インターネットユーザーは、平均して1日当たり144分をソーシャルメディアやメッセージングアプリの利用に費やしており、 平均利用時間は2015年から30分以上増加しています。なお、中南米のインターネットユーザーは、1日当たりのソーシャルメディア平均利用時間が最も長いことが分かりました。
 

最も人気のあるソーシャルメディアプラットフォーム

ソーシャルメディア市場のマーケットリーダーであるフェイスブック（Facebook）は、登録アカウント数が10億を超えた世界初のSNSです。現在、フェイスブックの月間アクティブユーザー数（MAU）は約27億人を誇り、世界で最も人気のあるSNSとなっています 。2020年6月時点では、アップル（Apple）のApp Storeで公開されるソーシャルネットワーキングアプリ のランキング上位にモバイルメッセージングアプリのワッツアップ（WhatsApp）やフェイスブックメッセンジャー、そして不動の人気を誇るフェイスブックアプリが含まれていました。