International Monetary Fund
資料名World Economic Outlook Database April 2024
公開日April 2024
調査期間2023
補注According to the source, all figures are estimates.
2024-07-19 | 発行元 Statista Japan
2023年時点で1人当たりGDP(国内総生産)が最下位だった20か国のうち、19か国はサブサハラ・アフリカ地域の国々でした。2023年のブルンジの1人当たりGDPは、324.9米ドルとなっています。1人当たりGDPが世界最高のルクセンブルク(約13万米ドル)は、ブルンジの約400倍になります。名目GDPで世界第1位の米国の1人当たりGDPは、ブルンジの250倍以上です。
サブサハラ・アフリカ地域における貧困
サブサハラアフリカ地域の多くの国々は、食料不足や衛生設備の欠如、繰り返される紛争、政情不安が原因で、数世紀にわたって世界で最も貧しい地域のひとつに数えられてきました。これらの課題は、アフリカ諸国が最も深刻な影響を受けることが予測されている気候変動や、21世紀に発生が予想される人口爆発によって悪化しています。もちろん、サブサハラアフリカ地域の全人口が貧困に喘いでいる訳ではありませんし、アフリカ大陸南部の国々やギニア湾周辺の産油国は、特に都市部において豊かな地域があるのも事実です。しかし、こうした国々では1人当たりGDPが高いようにみえますが、富の分配は不均衡であることが多く、1人当たりGDPは国民全体の平均的な生活水準を示す指標ではない点に注意が必要です。
アフリカ以外の地域
イエメンは、数十年にわたる内戦と不安定な政治情勢により、アフリカ以外で唯一、最貧国に指定された国となっています。近隣のアラブ諸国のなかには、巨大なエネルギー産業の恩恵により、世界で最も豊かな国の一つに挙げられる国もあります。また、国際通貨基金(IMF)はアフガニスタンの推計を行っていない点にも留意すべきでしょう。
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