Organisation for Economic Co-operation and Development
公開日June 2023
調査期間2020
補注Release date represents the date figures were accessed. Maternal mortality rate is the number of maternal deaths per 100,000 live births. A maternal death is defined by the World Health Organization as “the death of a woman while pregnant or within 42 days of termination of pregnancy, irrespective of the duration and the site of the pregnancy, from any cause related to or aggravated by the pregnancy or its management, but not from accidental or incidental causes." Statistic shows data from 2020 except: 2019 for Colombia 2019 for Czech Republic 2018 for Denmark 2019 for Greece 2019 for Italy 2019 for Luxembourg 2018 for New Zealand 2019 for Portugal 2018 for Slovenia 2019 for Switzerland
2023-08-11 | 発行元 Statista Japan
妊産婦死亡率とは、妊娠や出産を機に亡くなった人の割合を示す値ですが、各国の数値は大きく異なります。たとえば、2020年のアイルランドにおける妊産婦死亡率は、出産10万件当たり0人でしたが、コロンビアでは出産10万件当たり51人近くの妊産婦が命を落としたと報告されています。妊産婦死亡率が世界で最も高い地域は、サハラ以南のアフリカ地域と南アジア地域です。各国・地域間の死亡率の差は多くの場合、医療格差を反映しています。妊産婦が命を失う原因のほとんどは予防や治療が可能です。妊産婦死亡の理由として最も多いのは、多量出血、感染症、分娩時合併症、高血圧、危険な中絶行為などです。
2021年、米国では合計1,205人の妊産婦が命を落としています。このうち854人が25歳から39歳の女性でしたが、40歳以上の女性の妊産婦死亡率ははるかに高くなっています。2021年の米国における40歳以上の妊産婦死亡率は、出産10万件当たり約139人であったのに対し、25歳から39歳の女性では31人でした。特筆すべきは、同国の妊産婦死亡率が近年すべての年齢層で上昇している点です。
米国の妊産婦死亡率には、残念ながら人種や民族によって大きな格差が存在します。2021年、米国で暮らす非ヒスパニック系白人女性の妊産婦死亡率は、出産10万件当たり約27人でしたが、非ヒスパニック系黒人女性の場合は出産10万件当たり70人と2倍以上でした。近年、白人女性とヒスパニック系女性の妊産婦死亡率が上昇していますが、黒人女性の妊産婦死亡率の増加はさらに深刻です。2021年、米国では約362人の黒人女性が妊娠や出産が原因で命を落としています。
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