2024-07-04 | 発行元 Statista Japan
2024年5月時点でのドイツの平均電力卸売価格は、前年同月比で20パーセント近く下落しました。2022年8月には、1メガワット時当たり469ユーロを超える過去最高値を記録しています。
2022年は、厳冬による暖房需要の増加、天然ガスや石炭の価格上昇、風力の低下による風力発電量の減少、夏の水不足による水量発電量の減少などいくつもの要因が重なり、欧州の電力料金が高騰しました。またコロナ禍後の経済回復やロシアによるウクライナ侵攻が重なったことで天然ガスおよび石炭が不足し、これら化石燃料の価格が上昇しました。しかし、エネルギー価格は2023年初頭から減少し続けています。
ドイツ経済は2022年、高騰する化石燃料価格の打撃を受けました。化石燃料は、同国のエネルギーミックスの40パーセント以上を占めており、その大半を輸入に頼っています。2024年初頭時点では、ドイツの電力価格は未だパンデミック前の水準に戻っていません。
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