国際情勢

2021年 世界で最も出生率が低い20か国・地域

出典

Central Intelligence Agency

資料名

CIA - The World Factbook

公開日

March 2022

調査期間

2021

補注

According to the source, all figures are based on estimates.

2021年 世界の出生率ランキングワースト20位

2023-06-16 | 発行元 Statista Japan

2021年、世界各国・各地域で最も出生率が低かったのは台湾で、女性1人当たりの出生率は1.07であったと推定されています。 

発展途上国の出生率 

出生率とは、1人の女性が生涯で産む子どもの数の指標で、通常は15歳から45歳までの女性が出産年齢であるとされます。一国の出生率に注目することで、その国の経済状況や医療体制、教育レベルに関する知見を得ることができます。 

出生率は、避妊へのアクセスが存在せず、女性が一般的に家事を優先して高等教育や教育そのものを受ける機会をもたない発展途上国でより高い傾向にあります。貧しい国々では多くの場合、家族を養うのに子どもの助けが必要とされることから、子どもたちは幼い頃から働き始めたり、年老いた両親の介護を担う役割を与えられたりします。 

先進国の出生率 

先進国では避妊具や避妊薬が手に入りやすく、母親になるよりキャリアを選ぶ女性も少なくありません。そのため、出生率や出産率は発展途上国と比較して圧倒的に低くなる傾向にあります。また、出産適齢期の女性の人口が減少すれば、一国の出生率が低下するのは当然です。なかでも香港は、女性が家父長的な社会構造から自立し、若くして母親になるのではなく自身のキャリアを選んだことで、上のグラフのような地域全体の出生率の低下につながった好例といえるでしょう。世界の女性1人当たりの出生率を所得階層別にみると、低所得層の女性のほうが、高所得層の女性よりも多くの子どもを産んでいることがわかります。なお、米国の出生率は世界的にみて平均水準(女性1人当たり2.4)を若干下回って推移しており、2.08となっています。 


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