2023年 米国の世代別人口構成

米国の人口構成を世代別にみると、2023年時点では「ミレニアル世代」（1981年～1996年生まれ）が推定7,270万人で最多となっています。近年、人口構成比で「ベビーブーム世代」（1946年～1964年生まれ）を追い越したミレニアル世代は、今後何年にもわたって米国の人口の大きな割合を占めるとみられています。 

台頭するZ世代 

Z世代（1997年～2012年生まれ）は、α世代（2013年～2022年生まれ）に次いで若く、スマートフォンやソーシャルメディアに囲まれて育ってきた世代です。Z世代が米国の人口に占める割合は20.69パーセント以上にのぼり、全世代中で人種的・民族的に最も多様な世代だとされます。最年長が今年で27歳を迎えるZ世代は、2024年の米国大統領選挙の行方を左右するともいわれています。 

ベビーブーム世代VSミレニアル世代 

第2次世界大戦後の人口爆発期に生まれたベビーブーム世代の人口は、2010年から約700万人減少しています。とはいえ、依然として人口構成比が2番目の世代であり、米国の年齢中央値はベビーブーム世代の高齢化によって徐々に上昇しています。一方でミレニアル世代の人口は、若い移民の増加によって上昇し続けています。