FAR & WIDE
公開日May 2022
調査期間as of 2022
補注* Figures represent the highest estimates for each creature.
2024-07-01 | 発行元 Statista Japan
「世界で最も危険な動物ランキング」は、どの動物が1年間に平均でどれだけの人の命を奪っているかをまとめたものです。1位の座を獲得したのは、意外にもヘビやライオンのような一般的に"危険"とされる動物ではありません。年間犠牲者数の平均でみると、世界で最も危険な動物は蚊です。蚊に命を奪われた人の数は世界全体で年間100万人にのぼり、それに比べてヘビによる犠牲者は約10万人、ライオンに襲われて命を失った人は約250人となっています。さらに意外なのは、3位に犬がランクインしている点です。人間の「一番の友」と呼ばれる犬ですが、年間約3万人が犬に襲われて命を落としているとされ、主な死因は狂犬病への感染によるものとみられています。
蚊が世界で最も危険とされるのは、蚊によって媒介されるさまざまな病原体が人々を死に至らしめるためです。なかでも、世界で最も多くの犠牲者を出している感染症がマラリアです。マラリアとは、マラリア原虫をもった蚊に刺されることで感染する病気で、主な症状として発熱、悪寒、頭痛、吐き気が挙げられ、治療が遅れると死に至る場合もあります。この病気は、アフリカや東南アジア地域の発展途上国で感染者数が極めて多く、2020年には全世界で62万7千人がマラリアにより命を落としています。
米国で最も報告例が多い蚊媒介性疾患は、ウエストナイル熱、マラリア、デング熱です。とはいえ、マラリアやジカ熱、デング熱に関しては、その多くが他国で感染症に罹患した後に入国・帰国した旅行者であることがわかっています。2018年に米国で最も多くの蚊媒介性疾患が報告された州は、カリフォルニア州、ニューヨーク州、テキサス州でした。
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