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公開日February 2024
調査期間1929年から2024年
補注The release date is the date of access.
2024-03-21 | 発行元 Statista Japan
2024年2月時点では、歴代アカデミー賞最多受賞作品として3作品が名を連ねています。「ベン・ハー」(1959年)、「ロード・オブ・ザ・リング『王の帰還』」(2003年)、「タイタニック」(1997年)はそれぞれ11部門でオスカーを受賞しました。ミュージカルとして最多のオスカーを受賞したのは「ウエストサイド物語」(1961年)で、10部門の受賞です。また、アカデミー賞受賞作品のうち、作品賞を受賞していないのは「キャバレー」(1972年)のみで、「ゴッドファーザー」 は同賞を1973年に獲得しました。
映画スタジオの今後の行方
歴代アカデミー賞最多受賞作品の上位3作品を手掛けた映画スタジオ7社のうち、2022年のアカデミー賞を受賞したスタジオは、ワーナー・ブラザーズ(ニュー・ライン・シネマ)、ディズニー(20世紀スタジオ)、MGM(現在はAmazonが運営)の3社のみでした。ハリウッドで最も影響力のある同賞の受賞状況には、業界における2つの大きなトレンドが反映されています。ひとつは、ディズニーによる覇権であり、もうひとつは、アマゾン(Amazon)やネットフリックス(Netflix)といった配信型プラットフォームの台頭です。2022年にはネットフリックス作品によるアカデミー賞ノミネート数が初めて減少に転じましたが、27作品がノミネートされ、過去2番目の記録となりました。
著名俳優と映画
いわゆるオスカー・ベイト(Oscar bait)、つまり、同賞を受賞することを目的として製作したと思われる作品には、アカデミー賞協会の好む俳優が出演するケースが多く見受けられます。しかし、必ずしもそれが作品の二桁受賞に結びつくとは限らないようです。オスカーを3回以上受賞した6人の俳優は、同賞を10部門以上で受賞した4作品に出演していませんでした。こうした著名な俳優と映画はそれぞれが別々の賞を受賞する傾向にあります。受賞回数の多い俳優は、一般的に俳優個人の持ち味を活かした映画で受賞しており、受賞数の多い映画は、壮大なストーリーや趣向を凝らした舞台セットに対して賞が授与されることが一般的です。
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