Federal Reserve System
資料名Distribution of Household Wealth in the U.S. since 1989
公開日March 2024
調査期間Q4 2023
2024-07-17 | 発行元 Statista Japan
2023年第4四半期の米国においては、所得階層の上位10パーセントの世帯が国の富の66.9パーセントを保有していたことがわかりました。他方で、下位50パーセントの世帯が保有していた富は、わずか2.5パーセントに留まりました。
努力と勤勉によって成功を勝ち取ることができるとされる「アメリカンドリーム」で知られる米国ですが、機会均等は多くの場合、過去の話となっています。2021年には、米国の9.3パーセントの世帯が年間所得1万5千ドル以下で暮らしていました。少数の人びとが国の富の大半を所有している米国では、富裕層と貧困層の所得格差が大きく広がっています。
総資産額10億ドル以上の資産を保有する億万長者の数は、米国が中国に次いで世界で2番目に多くなっています。なんとイーロン・マスク(Elon Musk)氏だけで、2023年に約2,190億米ドルの資産を保有していました。経営者と従業員の報酬格差は、過去半世紀で大幅に拡大しており、富裕層と貧困層の格差を広げる要因のひとつとなっています。一部の経済学者は、経営者と従業員の報酬格差が1930年代の世界恐慌直前の水準まで拡大していると述べています。
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