International Monetary Fund
資料名GDP, current prices
公開日April 2022
調査期間2021
補注Current prices.
2023-05-24 | 発行元 Statista Japan
ナイジェリアの国内総生産(GDP)は、2021年に4,415億米ドルに達し、アフリカで最大となりました。それに次ぐ南アフリカのGDPは、4,180億米ドルでアフリカ諸国中第2位となっています。さらに第3位のエジプトに続き、北アフリカのアルジェリアとモロッコがGDPランキング入りを果たしています。現在、アフリカ経済は急速な成長を遂げており、世界で最もGDP成長率が高い国の大半がアフリカ諸国です。
石油への依存
一部のアフリカ諸国では、石油産業が重要な収入源となっています。ナイジェリアでは、2021年第3四半期のGDPの7.5パーセント近くを石油産業が占めています。一方で、リビアやアルジェリア、アンゴラなどの国々では、石油部門への依存度がより大きいとみられています。たとえばリビアでは、石油によるレント収入(天然資源収入などの非稼得性から生みだされ国家に直接流入する利益)がGDPの40%以上を占めています。実際に、リビアは世界で最も石油への依存度が高い国々の一つであると考えられています。同様に、経済規模が大きい一部のアフリカ諸国にとって、石油は外貨確保の主要な源泉となっているのが現状です。
ランキング外の経済大国
アフリカの1人当たりGDPの上位10か国をみると、同地域では経済規模が大きいといわれる国々の大半は、ランクインしていないことがわかります。1人当たりGDPは、特定の国のGDPを人口で割ることによって算出されます。そのため、人口が多く名目GDPが少ない国は1人当たりGDPが低く、反対に人口が少なく経済が豊かな国は1人当たりGDPが高くなります。たとえば、ナイジェリアはアフリカ最大のGDPを誇る国ですが、人口も同地域で最も多いため、その巨大な人口に富を分配する必要が生まれるのです。また、1人当たりGDPは、その国の富が国民一人ひとりに行き届いているかを示す指標でもあります。アフリカで1人当たりGDPが最も多い国は、セーシェルとなっています。
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