2022年～2024年 ロシア侵攻によるウクライナの民間人犠牲者数

国連人権高等弁務官事務所（OHCHR）は、ロシアのウクライナ侵攻によって死傷したウクライナの民間人の数は、2024年2月15日時点で合計3万457人にのぼると発表しました。負傷者の数も、1万9,875人に達しています。OHCHRは、実際の犠牲者の数は、さらに多い可能性があるとも述べています。 

ウクライナの民間人死者数 

OHCHRは、2022年2月24日の戦争開始後、ウクライナで9,600人以上の民間人が殺害されたと推定しています。確認された死者数では2022年3月が最も多く、4,168人が命を落としています。ロシアとウクライナの両政府は、軍の死傷者数を報告していますが、現時点では確認が困難なため注意が必要です。 

ウクライナ紛争（2014年～2021年）に関連する死者 

2014年にロシアがクリミア半島を併合して以降、ウクライナ政府とロシアを後ろ盾とするドネツク州およびルハンシク州の独立派との間で、軍事衝突が続いています。OHCHRは、2014年4月14日から2021年12月31日の間に、民間人・軍人を含む1万4,200人～1万4,400人が殺害されたと推定しています。死亡者のうち、最低でも3,400人が民間人だったとみられています。