Agency for the Cooperation of Energy Regulators; Eurostat; International Energy Agency; BP; Energy Community
資料名Estimated number and diversity of supply sources 2021
公開日July 2022
調査期間2021
補注* Latest available data from 2019. ** The source specified the following information: "Russian flows into Belgium, reported by Eurostat, could be subject to subsequent diversion as a result of the LNG transhipment agreement at the Zeebrugge Terminal96." Presented are countries where Russia was the first, second, or third leading gas supplier. Release date is the date of access.
2023-08-24 | 発行元 Statista Japan
2019年、北マケドニア、モルドバ、ボスニア・ヘルツェゴビナのロシアから輸入される天然ガス供給への依存度は100パーセントでした。次に依存度が高かった国はラトビアで、2021年時点では天然ガスのロシア依存度が90パーセント以上を占めていました。それに対し、エストニアのロシア産天然ガスへの依存度は非常に低く、12パーセントとなっています。2021年に欧州連合(EU)が輸入した天然ガスの39パーセント以上をロシア産が占めました。
ロシアは世界の主要な天然ガス輸出国で、その輸出量は米国、カタール、ノルウェーを遥かにしのぎます。2021年のロシアの天然ガス輸出量は、パイプライン経由の輸出が2千17億立方メートル、液化天然ガス(LNG)が396億立方メートルとなっています。ロシアの天然ガス輸出量は、2014年から2019年にかけて継続的に増加しました。しかし2022年には、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大による経済活動の減速と、各国で行われた都市封鎖による燃料需要の低下の結果、ロシアの天然ガス輸出量は4パーセント減少しています。
2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻は、ロシア産天然ガスの欧州への輸出に大きな影響を与えました。軍事侵攻をうけて、欧州各国ではロシア産天然ガスへの依存度を低下させる取り組みが行われています。2022年1月1日から7月15日の間に、ロシアの国営企業 ガスプロム(Gazprom)の海外向け天然ガス輸出量は、前年同期比で33パーセント以上減少しました。さらに、ドイツは建設中だったNord Stream 2(ノルドストリーム 2)の認証手続きを停止し、ロシアも2022年9月にNord Stream 1経由での天然ガスの供給を完全に停止しました。その後、両パイプラインは何者かにより破壊され、大量のガスが流出する事態となりました。
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