International Monetary Fund; McDonald's Corporation; Thomson Reuters Corporation; The Economist
公開日January 2024
調査期間January 2024
補注The Big Mac index is a way of measuring Purchasing Power Parity (PPP) between different countries. By diverting the average national Big Mac prices to U.S. dollars, the same goods can be informally compared. The Big Mac can also be a good indicator for the individual purchasing power of an economy since it exists worldwide in a standard size, composition and quality.
2024-07-11 | 発行元 Statista Japan
2024年1月時点では、ビッグマックが世界で最も高値で販売されている国はスイスで、値段は1個で8.17米ドル(2024年1月25日の為替レートで約1,207円)となっています。ビッグマックは、米国では5.69米ドル(約841円)、ユーロ圏では5.87米ドル(約867円)で販売されています。
英国の経済紙エコノミスト(The Economist)が発表するビッグマック指数は、各国の異なる通貨の為替レートが適正に評価されているかを測定する指数です。世界中のマクドナルドで販売されているハンバーガー「ビッグマック」を基準として、その国の平均価格を米ドルに換算した上で年2回発表されています。ビッグマックは世界共通の商品であるため、どの国でもビックマックのコストは同じであり、値段の差はそれぞれの通貨の購買力の差を表しているという考えのもとに成り立っています。
購買力平価説(Purchasing Power Parity、PPP)とは、異なる国でも商品が同じであれば、その時の為替レートに応じて同じ値段に成るはずだという考え方です。現実にはそれぞれの国の税率、賃金水準、インフレ率、原材料の輸入の必要性、市場競争の度合いなどが異なるため、同じ商品でも同じ価格に成ることはありません。ビッグマック指数は1米ドルで購入できるものが国によって異なるという基本的な測定は可能にしています。より正確に各国のPPPの違いを測定するには、より多くの商品を米ドル換算して測定するほうが効果的です。PPPへの換算は、各国の経済状況を把握するのにとても有効であり、たとえば各国のGDPは、PPP換算前では米国のGDPが最も高いですが、換算後では中国となります。
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