Global Firepower
公開日April 2024
調査期間2024
補注Figures are estimates.
2024-07-19 | 発行元 Statista Japan
2024年時点では、NATO(北大西洋条約機構)加盟国のなかで最多の兵力を有する国は米国で、兵士の数は約133万人におよびます。NATO加盟国で2番目に兵員数が多いのはトルコで、その数は約35万5,200人にのぼります。
1949年に設立されたNATOは、世界で最も強力な軍事同盟機構です。設立当初の加盟国12か国に加え、17か国が新たに同盟入りを果たして現在は29か国体制となっています。現在、4か国が加盟申請の手続き中(スウェーデン)または加盟希望国(ボスニア・ヘルツェゴビナ、ジョージア、ウクライナ)として認定されています。NATOは、紛争の平和的解決を目的として設立された同盟機構であり、ひとつの加盟国への武力攻撃をすべての加盟国に対する攻撃とみなす集団的自衛権が定められています。加盟国には、2024年までに国防費をGDP(国内総生産)比で2パーセント以上とする義務があります。
1989年にベルリンの壁が崩壊し、1991年のソ連解体とともに冷戦が終結した後、NATOの存在意義には疑問が投げかけられました。2019年には、当時米国の大統領だったドナルド・トランプ(Donald Trump)氏に不満を抱いていたフランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領がNATOは「脳死状態」に至っていると発言し、波紋を呼びました。しかし、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受けて、NATOは再び存在感を増しています。NATO加盟国であるということは、バルト三国やポーランドといった東欧諸国にとって、ロシアの脅威に対抗するのに欠かせない防衛手段となっています。
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