United Nations Development Programme
資料名Human Development Report 2023/24
公開日March 2024
調査期間2022
補注The GII is an inequality index. It measures gender inequalities in three important aspects of human development—reproductive health, measured by maternal mortality ratio and adolescent birth rates; empowerment, measured by proportion of parliamentary seats occupied by females and proportion of adult females and males aged 25 years and older with at least some secondary education; and economic status, expressed as labour market participation and measured by labour force participation rate of female and male populations aged 15 years and older
2024-07-04 | 発行元 Statista Japan
ジェンダー不平等指数(GII)によると、2022年時点で最もジェンダー平等が進んでいた国はデンマークでした。ジェンダー不平等指数は性と生殖に関する健康、女性の地位の向上、労働市場の3つの側面から、女性と男性の不平等さを測定するものです。ジェンダー不平等指数の値が低いほど女性と男性が平等であることを示します。同年に最もジェンダー平等が進んでいない国とされたのはイエメンでした。
ジェンダー格差が最も顕著に現れているのは職場であり、多くの場合男女の賃金格差につながっています。2023年でも、男性と同じ資格を持ち、同じ仕事をしている女性の収入は、男性の収入より1%少なくなっています。管理職や上層部の役職に就く女性の割合は少なく、女性の管理職がいる企業は世界でわずか32%しかありません。これは政府機関での役職においても同じで、これまでに女性が最高行政権力の座についたことがある国は、世界195カ国のうち17カ国しかありません。
ジェンダー格差を縮めるのにかかる時間は地域によって大きく異なります。ヨーロッパではジェンダー平等を達成するのに約67年かかると言われている一方、東アジア太平洋地域では189年かかるとされています。最新のデータによると、コロナウイルスの流行により世界中で女性の貧困が拡大し、男女の貧富の差がさらに広がっていることが明らかになっています。女性の貧困の高まりは、ジェンダー不平等指数にもマイナスの影響を与えると予想されます。
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