June 2024
調査期間As of January 2024
2024-07-25 | 発行元 Statista Japan
世界には、大量破壊兵器である核弾頭を防衛力の一部として保有する国が複数存在します。2024年1月時点で各国が保有していた核弾頭の数は約1万2,100個にのぼり、ほぼ9割を保有していたのが米国とロシアでした。冷戦の終結と共に、各国が保有する核兵器の数は減少し続けていますが、それでもなお、上記の2か国が世界の核兵器の大半を保持しています。
都市を丸ごと消滅させ、数百万人を殺傷する能力を持つ核弾頭は、大量破壊兵器です。さらに、被爆した地域では、長い年月を経ても放射性物質による汚染が続き、自然環境や後世の人々にも長期にわたって甚大な影響を及ぼします。実戦で使用された核兵器は、第二次世界大戦末期の1945年に、米国が広島と長崎に落とした2つの原子爆弾のみです。核兵器の使用がもたらす壊滅的影響にもかかわらず、一部の国は核実験を定期的に行っています。
その圧倒的な破壊力から、核兵器の禁止を巡る論争は現在も続いています。2017年7月には、国連総会で「核兵器禁止条約」の採決が行われ、139か国がこの条約を支持し、核兵器の保有に反対する立場を取りました。しかし、2022年の米国の核兵器開発予算の見通しが示すように、核兵器への投資は減るどころか増えているのが現状です。また、ロシア政府も同様の姿勢を見せています。
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