Eurostat
資料名EU labour market statistics
公開日November 2023
調査期間January 2000 to October 2023
2024-06-16 | 発行元 Statista Japan
欧州連合(EU)の失業率は、21世紀で最低の水準に達しました。同年8月、9月、10月の3カ月間で、労働力人口に占める失業者の割合はわずか6パーセントで、直近のピークである2020年の夏の7.8パーセントから著しく低下しました。EUにおける新型コロナウィルス・パンデミック後の雇用の回復は力強く、2023年に3.5パーセントをリーチした米国の著しく低い雇用率をまだはるかに上回っています。とはいえ、慢性的な失業問題に長く悩まされてきたEU諸国の多くにとって、この最近の低下は好ましい進展です。EUの一部の地域の労働市場では、未だに仕事が見つからない人々よりも、雇用主が従業員を見つけられず、労働力不足に陥っていることが問題になっています。
複数のEU加盟国は長年失業率が高く、特に長期失業者が多いことが問題となっています。イタリア、フランス、ギリシャ、スペイン、ポルトガルはいずれも、長期間、二桁の失業率を記録しております。人々は他のEU諸国に自由に出稼ぎに行くことができるようになりましたが、失業率はわずかに改善しました。これらの国々は、レガシー産業の衰退や、グローバル化した経済での競争での苦戦、世界金融危機からの大不況、ユーロ圏危機の後、失業率は最高点に到達しました。これらの危機は相互に関連し合い、経済の長期停滞を招き、最悪の影響を受けたギリシャでは失業率が25%にも及びました。
このページは、statista.comのコンテンツを翻訳し、作成したものです。和訳版と原文(英語)に差異が発生した場合には、原文が優先します。更新頻度が異なるため、本ページで紹介したデータよりも新しいデータがstatista.com上に表示される場合があります。データの二次利用権に関しては、FAQの該当項目をご覧ください。
Statistaにご関心をいただき有難うございます。ライブデモのご要望、製品の内容、アカウントの種類や契約に関する詳細など、どうぞお気軽にお問い合わせください。日本語と英語での対応が可能です。