Global Carbon Project; Expert(s) (Friedlingstein et al. (2022))
公開日November 2022
調査期間1940 to 2022
補注*Projection Original data have been converted from million metric tons of carbon to units of carbon dioxide by multiplying by 3.664. The values have been rounded.
2023-08-24 | 発行元 Statista Japan
化石燃料と産業による世界の二酸化炭素排出量は、2021年に約371億トンにのぼりました。2022年の排出量は0.9パーセント増え、史上最高水準となる375億トンに達すると予測されています。1990年以降、世界の二酸化炭素排出量は60パーセント以上増加しています。2021年時点では、世界最大の二酸化炭素排出国は中国と米国で、それぞれ年間114.7億トンと50.1億トンを排出しています。
二酸化炭素排出量が増加している主な要因の一つが、世界のなかでも特にアジア地域における経済発展です。たとえば中国は、以前は世界最大の排出国ではありませんでしたが、過去数十年間にわたる急速な経済成長と工業化により、排出量が急激に上昇しました。1990年から2021年までに、中国の二酸化炭素排出量は400パーセント以上増えています。インドの排出量も、同じ期間に中国と同様の成長率を記録しています。一方で、米国の二酸化炭素排出量は、1990年から6パーセント以上減少しています。
新型コロナ感染症の世界的大流行による都市封鎖(ロックダウン)などの政策により、2020年の世界の二酸化炭素排出量は5パーセント急落しました。しかし、世界的な事件が温室効果ガスの排出量を減少させたのは、これが初めてではありません。たとえば、2009年の世界経済危機は、CO2の排出量を2パーセント下げたとされ、1980年代初頭の景気後退も排出量に特筆すべき影響を与えたとされます。パーセンテージで考えた場合、史上最大の二酸化炭素排出量の削減が確認されたのは1945年の第二次世界大戦終結時で、当時は温室効果ガスの排出量が17パーセント減少したとみられています。
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