Substance Abuse & Mental Health Services Administration; National Survey on Drug Use and Health
公開日November 2023
調査期間2002 to 2022
補注Mental Health Services is defined as having received inpatient treatment/counseling or outpatient treatment/counseling or having used prescription medication for problems with emotions, nerves, or mental health. Respondents were not to include treatment for drug or alcohol use. Respondents with unknown treatment/counseling information were excluded.* Due to methodological changes in 2022, caution should be used when comparing figures for 2022 with previous years. Please see source for further information on methodology.Figures prior to 2022 were taken from the previous year's report and can be found here on page 1037.
2024-06-16 | 発行元 Statista Japan
2022年には、米国で暮らす約5,580万人の成人が、メンタルヘルスのための治療またはカウンセリングを過去1年以内に受けていたことがわかりました。この数値には、精神疾患の治療を目的とした入院治療・通院治療、カウンセリングやセラピー、治療薬の処方を受けた人が含まれています。不安障害とうつ病は、人びとが精神疾患の治療を求める主な原因です。
米国では、1年以内に精神疾患の治療を受けた女性が男性の2倍近く存在しました。2021年、過去1年以内になんらかの形でメンタルヘルスのための治療を受けた成人女性は、全体の約21パーセントにおよびました。年齢層別にみると、44歳以上の成人に比べて、18歳から44歳の層はカウンセリングやセラピーを受ける傾向にあることがわかっています。一方、44歳以上の成人は、精神疾患への対策として治療薬の処方を受ける確率が高いことが判明しました。人種別にみると、精神疾患の治療を受けた白人の割合がほかの人種・民族に比べて圧倒的に高いことがわかりました。2020年の調査では、白人の成人の約24.4パーセントが、過去1年以内になんらかの形で精神障害の治療を受けたと回答しています。この数値は、黒人では15.3パーセント、ヒスパニック系では12.6パーセントとなっています。
米国では、精神疾患の治療に対する偏見が過去数十年で解消されつつあり、メンタルヘルス関連の医療サービスを受ける機会が大幅に増えています。しかし、そうした医療サービスを求めている人または必要とする人の多くが、いまだに治療を受けていないのが現状です。たとえば2021年時点では、なんらかの精神疾患を抱える米国人女性のほぼ半数が、過去1年以内に一切の治療を受けていないと回答しています。なお、米国の成人が精神的不調の治療を受けなかった理由として最も多く挙げたのは、「治療費を払えなかったから」という回答でした。ほかにも、「どこでサービスを受けられるのかわからなかったから」や単純に「時間がなかったから」という回答が多かったのが特徴的です。
このページは、statista.comのコンテンツを翻訳し、作成したものです。和訳版と原文(英語)に差異が発生した場合には、原文が優先します。更新頻度が異なるため、本ページで紹介したデータよりも新しいデータがstatista.com上に表示される場合があります。データの二次利用権に関しては、FAQの該当項目をご覧ください。
Statistaにご関心をいただき有難うございます。ライブデモのご要望、製品の内容、アカウントの種類や契約に関する詳細など、どうぞお気軽にお問い合わせください。日本語と英語での対応が可能です。