Pennsylvania State University (Center for Collegiate Mental Health (CCMH))
公開日January 2024
調査期間2022 to 2023 academic year
補注Clinicians are asked to choose one primary concern (i.e., the top concern) per client. The graph provides the frequency of each primary (top) concern.
2024-07-01 | 発行元 Statista Japan
米国の精神科医を対象に行われた調査によると、2022年度から2023年度にかけて、同国の大学生が抱えるメンタルヘルスの課題で最も多かったのは、不安障害でした。精神科医の約24.8パーセントが、自身が治療を担当する大学生にとって不安障害が最大の悩みであると回答しており、次に多かったのは全体の14.4パーセントを占めたうつ病でした。人間関係、ストレス、家庭問題なども、全米の学生が抱える主なメンタルヘルスのテーマとなっています。別の調査では、41パーセントの大学生がうつ病の症状を抱えていると回答したことが明らかになりました。
不安とは、対象のない恐れの感情であり、ストレスに対する身体反応のことです。不安が不安障害に発達すると、パニック発作や恐怖症を引き起こし、日常生活に支障をきたす場合もあります。うつとは、恒常的な悲しみや関心の喪失をともなう状態で、極度の倦怠感や、やる気・モチベーションの喪失につながり、集中力が低下する場合もあります。2022-2023年時点では、全米の大学生の約36パーセントが不安障害の診断を受けており、うつ病やその他の気分障害であると診断されたのは、全体のおよそ30パーセントに上っています。
メンタルヘルスの問題には、それぞれ異なる治療法が存在します。どの治療法が用いられるかは病状の深刻度によりますが、セラピーと治療薬の処方は、米国では依然として精神疾患の最も一般的な治療法となっています。2021年度から2022年度にかけて、精神疾患の治療目的で薬を服用していた学生は、精神医療サービスを受けた学生全体の約35パーセントに達しました。また、精神医療サービスを受けた学生の9パーセント近くが、精神疾患が原因で入院した経験があると回答しています。
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