2000年～2023年 建設業界が米国のGDPに占める割合

2023年、建設業界が米国のGDP（国内総生産）に占める割合は、前年をわずかに上回りました。これは、建設業界が経済全体よりも速いペースで成長したことを意味します。建設業が米国のGDPに占める割合は、2006年に近年最高となる5パーセントに到達しています。また、建設業界に関して若干異なる視点をもたらしてくれる指標としては、建設投資がGDPに占める比率が挙げられます。 

巨大な米国の建設市場 

米国は、世界最大の建設市場のひとつで、前年比での民間支出が上昇し続けています。民間部門は、建設支出の大半を占めており、公共部門と比べて変動が激しいことでも知られています。建設業界で働く人の数もここ数年で増えており、新規建築着工数も今後数年で増加が見込まれています。 

建設業界が抱える課題 

米国の建設業界は、競争力を保持するためにさまざまな障害を乗り越える必要があります。業界内の課題はもちろん、経済などの外部的要因がこれに含まれます。熟練労働者の人手不足はその良い例です。また2022年には、大半の建設会社で建設資材および工具が不足していたことがわかっています。