2000年～2023年 中国の人口成長率

2023年の中国の人口増加率はマイナス0.15パーセントで、2年連続のマイナス成長となりました。総人口がおよそ14億1千万人の中国では、約208万人の減少に相当します。 

中国の人口減少 

中国では、家庭環境や労働環境の変化に加え、政府による厳しい産児制限も影響し、人口増加のペースが過去数十年にわたり減速してきました。2014年以降、一人っ子政策が徐々に緩和された結果、出生数は一時的に上昇しましたが、人口増加率は近年さらに低下しています。2023年の人口増加率が世界で最も高い国々は、大半がアフリカ大陸またはアラビア半島に位置しています。一方、2022年半ば時点で人口の絶対値が最も大きかったのは、アジアです。 

今後の推移 

2021年、中国の人口は史上最多となる約14億1,260万人に達しました。しかし、2022年には人口が約85万人減少し、翌年はさらに208万人減りました。中国は2022年まで世界最大の人口を擁する国でしたが、翌年インドにその座を譲りました。人口減少に加えて、中国では都市化が進んでいます。2000年時点では都市部に住んでいる中国人の割合が約36パーセントだったのに対し、2023年には都市化率が66パーセント以上に達しました。